時には深夜に及ぶバイトの仕事内容

それはコンサートスタッフのアルバイトです。
コンサートスタッフでは、コンサートが行われる時にしか仕事が無いために、通常では数人の正社員が勤務しており、コンサートが行われる日程と規模によって、必要となる人員をアルバイトで確保することが求められています。
仕事内容としては、コンサートが行われるホールやドームなどの指定された会場に指定された時刻を守って現地集合となります。
この際に求められることは、時間厳守は当然のこと、華美な服装は禁物で、頭髪なども派手なものは多くの場合で禁じられています。
持ち物としては軍手などが必要で、なるべく軽装で動きやすい恰好をすることが必要です。
ただし、アーティストによっては、開演後の警備時にネクタイとスーツ着用が義務付けられる場合があるので、事前に確認することも必要です。
会場に集合すると、舞台装置や楽器、その他の音響機器、照明機器などが積み込まれた大きなトレーラーが待機しています。
業務を行う上で指示を出すのは、大抵の場合でアーティストと共に各地のコンサート会場を回る専属のスタッフです。
指示に従って、トレーラーの荷物を会場内に搬入します。
独特の運び方
搬入業務では扱う物によって独特の運び方などがあるので、常に指示に従うことを優先させます。また、かなりの重量のある物も多く、アルバイトの仲間同士の連携も必要なことです。
機材の搬入と同時進行で、会場内のステージのセッティングが順次行われていきます。
全ての準備が終われば搬入作業は終了です。
大抵のアーティストでは遅くても昼食後、数時間の夕方前には完了しています。
ステージの完成後には、アーティストによるリハーサルが行われ、この間は基本的にアルバイトは休憩時間となります。
開場前には本番時の警備に関する説明が行われます。
この際に注意したいことは、各々警備する会場内の位置が決められているので、自分の場所を間違えることなく確認することが必要です。
開場と同時にお客様が入場するので、チケットの確認や、会場内の誘導などを行います。
本番中では基本的にステージに背を向ける体制で位置に付きます。
コンサートが終えると、お客様の退場を誘導します。
全てのお客様が会場を後にすると、今度は朝の作業とは反対に、機材の撤収作業が行われます。
撤収作業ではセッティング時よりも機材の扱いに慣れが生じているために比較的スムーズに作業を進めることができます。
しかし時には機材の量によって作業は深夜に及ぶこともあり、体力的に自身のある方が業務に就くことがお勧めとなります。